庭に出たら水仙が咲いていて。
思いの他に良い香りだったので、数本切ってホームへ持って行くことにした。
生花をやっていた割には切花より地面から生えている方が好きなんだが、入居者に季節を感じてもらえれば免罪になるかなと思ったんだ。
後々の処理が面倒だろうし、枯れていくのを目の当たりにするのは良いもんじゃないだろうから、葉っぱは切らずに花だけにした。
あまり手数を増やすのは本意では無いので、ワーカーに予め謝ってしまった。
香りが強い為、ワーカーへ聞いてから問題無さそうな3人に一本ずつだが配り、後は回し嗅ぎをしてもらえるように食堂に置いた。
入居者が自分の事を覚えてくれているので、ちょっとの間おしゃべりをしたりして。花瓶を出してきてくれる人もいて。
笑顔が見られて良かった。退室時は切なかった。
以前、絵葉書を送った入居者から、「ここに飾ってるのよ。いつも見ては貴方のこと思い出すの。私がここへ来た時にはお世話になった。顔が見られて嬉しい。何のおもてなしも出来ないけど、また来てね」と言ってもらった。
痴呆は軽いが寝ていることが多い人なのに、少しずつ体をずらして単座位になろうとしてくれたので押し留めた。また横になるのは一苦労だし、何かあっても退室してしまう自分には責任が取れないから。
ワーカーが、さっき言ったら「来てくれたんだ」と、とても喜んでいたよと知らせてくれた。反動でウツの波が来ないといいが。
友達みたいになれたら良いなと思う。職員じゃ無いって事で遠慮も生まれるかもしれないけど、別の楽しみになることが出来ると良いなと思う。
2003/12/14
特養時代過去記
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「具合悪かったんだって?大丈夫かよ」「いやぁ、ナマケ病です。起きられなかっただけで。すみません」
「体がナマるだろ」「ぐだぐだですよ。」
「いつも何してんの?寝たいときに寝て、起きたい時に起きて、っての続けてるの?」「お恥ずかしながら。一日中寝てたり、二日起きてたり」「(笑)Aさん(入居者)みたいだな」
「真面目な話、まだ仕事決まらないんだろ?体が遊んでるならパートでもどうだ?入居でもいいけどな。」「入居(笑)…歳が足りない。」
他のフロアじゃキツイだろうから、ここに来られる様なら話をしておいてやるよ。と言ってくれた。
仕事でホームに入るなら、職員のままで居たほうが良かったんじゃ…とも思うが、パートならではの自由さ・動きやすさもあろう。
はてさて、どうなることやら。
2003/12/05
特養時代過去記
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昨日か今日に行くつもりで、ナベ氏に大見得を切って居たんだが、両日前夜共、ネットで遊んでいたら朝になってしまい、結局サボりの電話を入れる羽目に。
いい加減だなぁおい。
ケアカンファの資料届けの件も兼ねて、今日行かない旨を電話。
「なんかする事ありますかね?」
---「どうかなぁ。クリスマス用の歌詞カードがどうとか言ってたな」背後のワーカーと会話
---「あるって。歌詞もそうだけど、装飾スプレーで型抜きして欲しいって」
「はぁ?あのウィンドウディスプレイとかに使ってる奴ですか?」
---「そうそう」
「型を貼るだけじゃなくて?スプレーもやっちゃうんですか。あれって落ちませんよ?落とすの大変ですよ?」
---「型はあるから大丈夫だって」
「いやあの、それはいいけども、落とすのは…」
---「落とす時も来てくれればいいから」
・・・まじかよ。
以前、ゲームセンターのバイトをしていた時の苦労が蘇る。粉を吹き付けるから残るんだよ。こびり付くんだよなぁ。
去年は型を貼っただけだったじゃ無ぇか。その方が後始末も楽だし、入居者に解り易いのに。
めんどくせぇえええ
2003/11/29
特養時代過去記
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時節柄なのか、研修生が多い。
洗濯物を干しに行ったら見た事のある高校生が居た。去年の春にも来た面子だ。
「おやおや」と声を掛けたら、
「あっ、どうも。○○さんですよね?」と苗字を正確に呼ばれて驚いた。
思わず「よく覚えてるねぇ。ありがとう。貴方の名前はわからないけど。それに今は職員じゃないんだ。遊びに来てるだけで」と答えた。
ステーションに戻り、その話をし、褒め称えていたらナベ氏が呆れて曰く、
「あのな、そういう奴はゴマンと居るぞ。俺は入居者の家族もフルネーム・漢字で書けるぞ。信じられないだろ。俺は名前が覚えられない方が信じられない」
「それにな、以前にも言ったが、お前は俺が
今まで会った人間の中で最も名前を覚えない奴だ。」
……あう。
覚える気が無いのかな。と反省してみたり。
高校の時もクラスメートの名前を2年かかっても覚え切れなかった。接点が無かったからってのは、言い訳にならないらしい。
顔は覚えられるんだけどなー。
2003/11/14
特養時代過去記
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入居者二人にナベ氏と自分が付き、近くのデパートへ。
車中、二人共に「箪笥の中を見ながら、あれもある、これもある、足りないものは無い。と言われた」と口を揃えた。それに同じく二人して答えて曰く、
「いいんだよ!気晴らしなんだから。外に出る口実なんだから何が有ろうが関係無い。気になるなら買ったもの隠して置きゃぁいいんだから」
まぁ、隠せる訳は無いんだが。
各入居者で目的の物が違う為、マンツーマンで別行動。「終わったらメールを飛ばせ」とナベ氏。ほいほいと送ってしまってから気付いた。…そっちの入居者、ペースメーカー入ってんじゃん。
無事だった様だからいいけど。(そうか?)
ナベ氏は流石に手順が良い。阿吽で動けない事を申し訳なく思った。
ホームに戻った後リハパンから行く前まで穿いていた下着に戻すというので、せっかくだから新しいのにしたらと勧め、洗濯に出しておくよと促したが、入浴の時に換えるから必要ないと頑として応じない。
そっか。と引き下がる。
下着を変えてもらおうと躍起になる必要が無いっていいなぁ。いいじゃん。3日同じ下着だって。換えることがストレスになるよりはマシだ(勿論報告なんてしない)。排泄・着替えが自立の入居者だからできる事だけど。
職員じゃないと事後の手間が断然違う。
何てったってお金の収支決算をしなくても良い。ケース記録に書かなくて良い。報告やメモ書きだけでいいんだから楽なものだ。
2003/11/13
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